床下点検では、主にシロアリと蟻道の確認となります。外周土台や、断熱材周辺、給排水など細かくチェックします。その際、水漏れや床下機能の不具合なども確認します。

天井や壁にシミやカビがないかを確認します。壁面部分は建物の歪みや不同沈下の影響を受けやすい部分であり、修繕が必要な際には、早急な対策が必要です。

クロスが裂けていたり、シワがないか、建具が開閉しにくくなっていないかを入念に調べます。内装同様、こちらも建物の構造体に問題がある場合に影響を受けやすい部分です。

主に、換気不良、さび（ステンレストップの場合）、シーリングの劣化、流しの排水口のつまりがないかどうかをチェックします。

トイレは、お住まいに関するトラブルは最も多いお問い合わせのひとつです。毎日使うからこそ定期点検は必須。普段は目にしない止水栓やタンクの中などもチェックします。

階段で一番多いご相談は、”軋み”です。木材の乾燥収縮によってある程度の変化は否めませんが、状況によっては金具などで修繕が必要な場合もあるでしょう。

ひび割れや雨漏り防止に外装では、主に屋根と外壁部分のチェック。屋根材では塗装の劣化や破損、外壁では紫外線による劣化や、コケやカビの発生がないかチェックします。

雨樋に落ち葉のつまりがないかどうか、また破損個所がないかどうかをチェックします。周辺環境によってつまり易い個所などは定期的に清掃などを行い、雨漏りを防止します。

浴室や洗面所の水漏れやゴムパッキンのはがれ、ひび割れなどをチェックします。普段から換気が必要な場所ですので、不具合はカビなどの発生原因にもつながります。

敷地周辺の塀や擁壁をチェックします。外装同様、ひび割れや破損は土地自体の不同沈下の可能性もあります。